新築工場をご計画のお施主(ユーザー)様へ
建設業者へ一括発注される場合の注意点
天井クレーンの使用目的をしっかりとお伝えください。
建設業者様へ一括発注をされる場合には、しっかりと天井クレーンの使用目的をお伝え下さい。特に、はじめてホイストや天井クレーンを設備される場合には、事前に天井クレーン専門メーカーにご相談されることをお薦めします。建設業者さんから頂く見積依頼は、ユーザー様の使用目的、使い勝手が、私共メーカー側に伝わって来ないケースが多く、とにかく値段のみ、グレードは二の次というケースも、決して珍しくありません。それゆえ工場完成後に使い勝手が悪く「こんなはずではなかった!」と云う声をよく耳にします。お客様は、作業に適したスペックかどうかは見積時点で仕様書等をよくご確認されることをお薦めします。クレーンは、まず値段ではなく、中身(仕様)で選定(注文)する様に心がけてください。使用頻度が高頻度用か中頻度用か、タワミ量を構造規格最低の1/800でも構わないのか、作業性を考えてもっとシビアにタワミ量を抑えるのか、制御方法も、振動やショックを無くす必要があるのかをよく検討した上で決めましょう。
また、ホイストや天井クレーンは定期的な点検が義務付けられておりますので、設置後のアフターサービスの体制についても合わせてご確認されることをお薦めします。
よくある失敗例から学ぶ
仕様打ち合わせをせずに購入した失敗例をご紹介します。
そのほとんどが、コストだけで仕様を確認しなかったことが原因ですが、中には高価な仕様を選んだがためにトラブルが起きたというケースもありますので、ご参考にして下さい。
- 失敗例1: 吊り上げ荷重の容量しか伝えなかった
- 吊り上げる荷重は伝えたが、目的を伝えなかったために、クレーンガーターや走行レールのタワミが大きく、上下にいつまでも振幅していて、組立作業には適さないクレーンが納まってしまった。
- 失敗例2: 使用頻度を伝えなかった
- クレーンをほぼ連続で使う作業なのに、中頻度クラスのホイストで納められてしまった為、すぐに故障する。ホイストの仕様を見ても、一般の人では見分けがつきません。高頻度で使用するお客様は特に、どれくらいの頻度に耐えられる製品なのかを確認しましょう。
- 失敗例3: 最低限必要な揚程を伝えなかった
- 同じ天井クレーンの設計の場合でも、普通形ホイストとローヘッド形ホイストのどちらを選択するかで、揚程がかなり変わってきます。揚程を少しでも確保したいお客様は、必ずそのことをお伝え下さい。普通形の方がコストが安価なため、多くの業者が普通形で提案します。
- 失敗例4: 事務所が揺れる。漏水、雨漏りで困った。
- 工場の2階が事務所という建物の場合によく聞く失敗例です。少しでも揺れが少なく、騒音の少ない仕様を選びたいところです。価格の安い1速形のホイストクレーンをこういった条件の建物で採用してしまうと、せっかく新築された建物が、水周りの漏水、雨漏り等で、余計な修繕費がかかることとなります。
- 失敗例5: ウレタン車輪がスリップする
- 酸洗いや塗装を行う工場の場合、ウレタン車輪に影響をおよぼす場合があります。オーソドックスな鉄車輪が向いているケースもありますので、作業環境もお知らせ下さい。
- 失敗例6: 折角高いインバータ制御や無線操作を採用したのに・・・
- 上記の例にも似ていますが、環境によってはオーソドックスな1速形の方が、トラブルが少ないこともあります。特に酸洗い工場や蒸気が多い工場、周囲温度が高くなる工場等の場合には、保護構造などもご確認下さい。
- 失敗例7: ホイストにすればよかった、チェーンブロックにすればよかった!
- 使い方によっては、ワイヤー式のホイストを採用するよりも、電動チェーンブロックのリンクチェーンを採用した方が良い場合、又その逆もあります。この後悔は、ホイストやチェーンブロックのメーカーの営業マン(巻上機メーカー)に相談した場合にまま見受けられます。巻上機メーカーは、どうしても自社製品の中から提案するしか術がないので仕方のないことです。その点、私共クレーンメーカーは、全ての巻上機メーカーの長短を知り尽くしてますので、どこの巻上機メーカーの製品が最も適しているのかをメーカーにとらわれず選定することが出来ます。


TOP
天井クレーン
お問い合わせ
ブログ



