天井クレーンの地震対策装置クレーングリッパー

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クレーン地震対策

 
クレーン脱輪防止装置のカタログ

天井クレーンの地震対策はお済みですか?

クレーングリッパーはクレーンの瞬時落下を防ぎます

 クレーングリッパーは天井クレーンの脱輪防止装置です。走行レールをツメ状の部品で左右から掴むような形で摺動し、不意な外力に対して容易に外れない装置です。地震や誤操作時のバウントによる脱輪及び瞬時落下を防ぎます。地震対策におすすめいたします。既設クレーンへの取り付けも可能です。サドルの先端に取り付ける溶接タイプと車輪間にボルトで取り付けるタイプがあります。
 

クレーングリッパーを取り付ける為には調査が必要です

 特に注意が必要なのはレールの接続部分です。隙間やズレがある場合には修正が必要です。ジョイントペーシー(接続板)はクレーングリッパーのツメが干渉するものも存在します。そのため事前にテスターによる通過テストを行う必要があります。多くの経験と実績を積み重ねた弊社スタッフがお伺いして調査をさせていただきます。

クレーングリッパーの種類

 
新型クレーングリッパー溶接取付タイプ

ユニットタイプ(溶接取付)

サドルの端部に取り付けるタイプです。

サドルのエンドプレートの大きさ、レールからの高さ等を測定して製作します。

3t以上のクレーンの場合、点検設備の乗り移り口の改造が必要となる場合があります。

既設クレーンへ後から溶接で取り付けたクレーングリッパー
後から溶接で取り付けたクレーングリッパー
後から溶接で取り付けたクレーングリッパー
 
既存クレーンにボルトで取り付けたクレーングリッパー

ボルト取付タイプ

既設クレーンを加工することなく取り付けることが可能です。

 サドルの鋼材、鋼材間距離、レールからの高さを測定して製作します。

サドルの形状によってはユニットタイプになる場合があります。

ボルトで取り付けたクレーングリッパー
ボルトで取り付けたクレーングリッパー
ボルトで取り付けたクレーングリッパー

クレーングリッパーの取り付け条件

既設の天井クレーンに取り付ける為の条件とは

①走行レールサイズ 15kg/m、22kg/m、30kg/m、37kg/mレールのいずれか。
②レール固定方法が締結装置であること(フックボルトはNG!)

事前調査について

走行レールについて事前に調査が必要です

レールのつなぎ目をクレーングリッパーのツメ部分が通過できるかどうかの事前調査が必要です。隙間やズレがある場合には修正が必要となります。また、ズレが生じていなくても、ジョイントペーシー(接続板)の形状によっては、ツメが干渉して通過できない場合もあります。その場合にはジョイントペーシー(接続板)を交換する必要もあります。ジョイントペーシーの裏表が逆に取り付けられているケースも多く発見されています。多くの経験と実績を積んだ弊社スタッフが調査をさせていただきます。

走行レールつなぎ目の隙間が広すぎる写真
レールのつなぎ目がずれている例
レールのつなぎ目が微妙にずれている写真
接続板が裏表逆なのでテスターが通過できない例
テスターが接続板が当たって通過できない例
テスターのツメにフックボルトのナットが当たって通過できない例

落下事故の原因はフックボルトの伸び!

フックボルトは地震時の揺れで伸びてしまいます。

地震対策をしているしていないにかかわらず、レールの固定方法がフックボルトである場合、地震時にフックボルトは伸びてしまいます。その結果、レールがランウェイガーターから外れ、クレーンガーターはレールと共に落下してしまいます。フックボルト固定の場合、クレーングリッパーを取り付けてもフックボルトが伸びてしまえば、レールごとクレーンガーターが落下してしまう為意味がありません。フックボルトでレールを固定している場合にはフックボルト間に締結装置を追加するか、レールキーパー(地震対策型フックボルト)への交換が必要です。

地震で伸びてしまったフックボルト
地震で落下した走行レール
地震で落ちた天井クレーン

レールキーパーに交換しましょう!

レールキーパーは地震対策型のフックボルトです。

フックボルトがクレーン落下の一因となっています。皆様の工場のレールはどのような固定方法でしょうか。もし、フックボルトで固定されているようであれば、レールキーパーへの交換を強くお薦めいたします。前述の通り、フックボルトの伸びがクレーン落下事故の一因になっています。レールキーパーはフックボルトの穴をそのまま利用できるため、溶接タイプの締結装置の追加補強に比べて交換作業費がかなり抑えられます。

地震対策型フックボルト(レールキーパー)
地震対策型フックボルトによるレール固定
フックボルトからレールキーパーへの交換作業

締結装置による補強は大変でした。

締結装置は溶接が必要!

レールキーパーが発売されるまでは、溶接タイプの締結装置をフックボルト間に追加して補強するしかなく、溶接機の準備、火災防止の為の養生、消火バケツ、消火器の準備、火気監視員の配置、そして溶接後にはペンキ補修など非常に大変な作業でした。レールキーパーの市販化は非常に大きな革命であり、走行距離が長いほど、工事費用も安くなり、工事期間も短縮できるようになりました。

もう火災の心配はありません!
溶接による締結装置の固定作業
溶接した台座に締結装置をボルトで固定
溶接跡を塗装

ウレタン車輪式クレーン、サスペンション形クレーン用地震対策

グリッパーが付けられないクレーンにも対策は可能です!

無軌条型のウレタン車輪式クレーンやサスペンション形クレーンにも地震対策は可能です。クレーンの自重や定格荷重からご提案をさせていただきます。

ウレタン車輪式クレーンの落下防止装置
ウレタン車輪式クレーンの落下防止装置
サスペンション形クレーンの落下防止装置
 
 
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