ホイスト・天井クレーンの価格について/ホイスト・天井クレーンの不二工業株式会社

ホイスト・天井クレーン・簡易リフト・レスキューレバー

価格を決める要素について

価格を決める要素をご紹介します。

 見積書からは細かな仕様まで読み取ることが出来ない書き方をしているメーカーも多いため、結果的に価格だけで決めてしまって後悔しないためにも、価格を比較検討するポイントを是非知ってください。ホイストメーカーや形式すら書いていないケースもあるようですので、是非ご参考にしてください。

写真はクリックで拡大表示できます。

高頻度ホイスト.jpg

ホイストのグレード

ホイストには形式とは別に、グレードがあることをご存知でしょうか。意外と知られていないようですが、ホイストメーカー各社共に、中頻度用ホイスト、高頻度用ホイストを用意しています。1日の使用頻度からだけでなく、常態として定格荷重の何%の荷を吊ることが多いか等で、ホイストやクレーンのグレードを選びます。

どのメーカーのホイストなのかを知るだけでなく、形式や等級まで確認し、お客様の求める使用頻度に耐えられる製品かまで確認する必要があります。

制御盤.jpg

ホイストやクレーンの制御方法

ホイスト、天井クレーン共に制御方法の違いによるバリエーションがあります。大きく分けると、1速形の製品と2速形の製品です。1速形の製品には高速な製品と低速な製品があります。2速形の製品には、インバータ制御で滑らかに速度を変化させることができる製品、親モーター、子モーターをクラッチで切り替える微速付きの製品、ポールチェンジによって速度を切り換える製品などがあります。

巻上、横行、走行のそれぞれに1速形、2速形と指定して頂くことが可能です。

lowhead 1.jpg

ホイストの種類(普通形、ローヘッド形、ダブルレール形等)

同じグレード内のホイストでも、機種の違いによって価格が変わってきます。シングルガーター式天井クレーンの場合には、同じクレーンガーター設計でも、普通形ホイストを取り付けるか、ローヘッド形ホイストを取り付けるかで、揚程(有効吊りシロ)と価格が大きく変わります。

ローヘッド形の方が、普通形より高く荷を吊り上げられます。(写真はローヘッド形ホイスト)

ホイスト式ダブルレール形天井クレーン2.JPG

クレーンガーターの種類(オーバーヘッド形、サスペンション形、ダブルレール形等)

クレーンガーターの種類によっても価格が変わってきます。これは揚程(吊りシロ)が優先か、フックの寄り(左右のフック稼働範囲)が優先なのか、建物のどの範囲で使用するのか等の様々な要素から種類を決めなければなりません。

ダブルレール形はシングルレール形に比べ多少価格が高くなりますが、点検設備がシングルレール形より安くできること、建物の高さを低く抑えることができることなどから、建築コストまで含めて考えますと、あまり変わってきません。

ウレタンサドル.JPG

走行車輪による違い

走行車輪が鉄車輪かウレタン車輪かの違いでも価格は変わります。走行距離、クレーンスパン、同一クレーンヤードに上架するクレーンの台数、定格荷重などの様々な要因で、一概にどちらが安価だとは言えません。ご相談いただければ、どのような選択が一番安くできるかをアドバイスさせていただきます。

将来、増設する可能性がある場合には、そのことまでご相談の際にお伝えください。走行配線も含めて、将来を見据えた計画が必要です。

クレーンガータージョイント部.JPG

クレーンガーターの強度(タワミ量)による違い

クレーンガーターの強度(タワミ量)を何ミリで設計するかで価格は変わります。クレーン構造規格では、クレーンスパンの1/800以下と定められております。しかし、いくら構造規格内の基準に収まっていても、スパンが10mのクレーンと20m以上のクレーンではタワミ量が大きく変わってきます。いつまでも荷が上下に振幅しているようでは、組み立て作業には適しません。また、タワミの大きなクレーンは結合部分の金属疲労にもつながります。作業性と価格の両面から合理的な構造にする必要があります。

クレーンにはスパンに適したタワミ量の設定が必要です。

搬入2.JPG

クレーンガーターの合成構造の違い

天井クレーンのスパンが長くなると、I形鋼による単ビームでは強度が不足するため、クレーンガーターを合成します。その合成構造の違いでも価格が変わります。例えば、合成の組み合わせでは、H形鋼とI形鋼との合成、コラムとI形鋼との合成、プレートボックスとI形鋼との合成方法などがあります。

トレーラーでも分割しなければならないロングスパンクレーンの場合にはプレートボックス構造となります。

天井クレーン上架2.jpg

天井クレーンの搬入条件

搬入の際、クレーンガーターを積み込んだままトレーラーやトラックが工場内に入れるのか、工場の外からラフターで吊りこまなければならないのか等でも大きく価格が変わってきます。また、周辺道路の道幅によっては、トレーラーやセミトレーラー等でクレーンガーターを分割して搬入しなければならず、この場合には、現地での地組みも必要となるため、1本もので搬入できる場合に比べ割高となります。

天井クレーン上架.JPG

クレーンガーターの上架時期

ラフターにより天井クレーンを上架するには、建屋の梁と天井クレーンとの間に、十分な吊りシロが必要です。吊りシロが確保できない場合、鉄骨建方完了後でかつ屋根葺き前(または上階フロアーデッキ施工前)に上架する必要があります。しかし、この場合、クレーンガーターに養生が必要であること(屋根が無いため)、工事が数回に分かれてしまうこと(通電後、改めて機上配線、試運転等が必要となり、出直しとなるため)、などの理由により、吊りシロが確保できる場合の工事に比べて割高となります。

P1000850.JPG

給電の種類(絶縁トロリール、ダクト配線、キャブタイヤー配線等)

給電の種類によっても価格が変わります。トロリーダクト、絶縁トロリール、ハイトロリール、トロリーワイヤー、キャブタイヤー配線などがあります。走行距離や環境などから最適なものをアドバイス致します。

※防爆エリア、酸洗いの場合には必ずお伝え下さい。

ホイスト照明.jpg

追加機能・オプション設定

その他、自動制御システム、無線操作化、衝突防止装置、ガーター灯、運転灯、電源灯、警報等のオプションを取り付けることも可能です。吊り冶具の設計、製作も行います。

LEDスポットライトをオプションに設定しました。

クリーンルーム仕様詳細4.jpg

特殊環境対応の特殊仕様

クリーンルーム仕様、耐圧防爆形仕様などの特殊環境については、標準品が使用出来ず、都度設計製造することとなりますので、標準品に比べ割増となります。

写真は耐圧防爆形クリーンルーム仕様天井クレーン